初夏の風に吹かれ空を泳ぐ鯉のぼり

その雄大な姿には子供の健やかな成長を願う、親の強い想いがこめられています。

《時代とともに変化する鯉のぼり》
「やねよりたかい こいのぼり」で始まる『こいのぼり』の歌は、1931年に近藤宮子さんが作詞されました。歌は「おおきいまごいはおとうさん ちいさいひごいは こどもたち」と続きます。当時は父親が一家の大黒柱であるという考えが強く、父親への尊敬の念がこの歌に込められていました。
時代とともに家族の役割は変わり、現在では緋鯉がお母さん鯉に変わりました。子供の鯉は青色、緑色、ピンク色などが一般的です。かわいらしいピンク色の鯉のぼりは女の子の鯉と言われています。