武者のぼりって、そもそも何?

「武者のぼり」は戦国武将が家紋のついた旗を掲げたり、武将が鎧に旗を挿して馬に乗っている「旗さし物」が起源とされています。歴史は室町時代末期、武家社会の間では「端午の節句に旗さし物を虫干しを兼ねて飾る」という意味で、武将の姿を描いたものを庭先に飾る風習がありました。その後、「武者のぼり」は、端午の節句に庶民がその風習を真似て一般大衆化立していったそうです。江戸時代中期には立身出世のシンボルとして、武者のぼりには「鯉の滝登り」の絵柄が描かれるようになりました。それから、その「鯉の小旗(まねき)」が時代とともに変化していき、明治時代以降に現在で主流になっている立体の鯉のぼりになっていきました。