人形師

五代目
飯塚 孝祥

伝統工芸士認定・
内閣総理大臣賞受賞作家

江戸時代の高名な人形師年々斎一光に師事した初代飯塚由蔵は、後に分家独立して自工房を興し多くの弟子を育成、一光斎一門を形成した雛人形界に名だたる人物。 その血筋を受け継ぐ四代目が飯塚孝祥である。
江戸の技法を現代に甦らせつつ、現代の色彩を取り入れることで、多くの賞を受賞。 内閣総理大臣賞・通産大臣賞・東京通産産業局長賞・埼玉県知事賞他受賞多数。
平成15年に伝統工芸士に認定される。

▲ ①埼玉県伝統工芸士認定証 ②経済産業大臣指定伝統工芸士認定証 ③内閣総理大臣賞
生年月日 1948年4月2日生
出身地 台東区浅草
経験年数 51年
この世界に入られたきっかけ

代々受け継ぐ人形作家に生まれ、人形の町岩槻にて人形制作に取り組む。

修行先、修行内容

浅草橋 人形の一藤にて3年間、人形制作のいろはを修行する。

技術的に特に難しいところ、気を使うところ

仕上がりの造形美と立体感、細かい重ね、色の配色等。

人形制作への思いとこだわり

代々続いた江戸雛の技法を継承、新たな創意工夫を重ねながら、より気品のある
おひな様作りに取り組んでいます。
時代が変わっても、不変のものであるところを常に探求しています。

匠にとって「人形」とは

女の子が生まれると、お子様の健やかな成長と幸せを願い、その思いを込めてお雛様を飾り、
毎年ひな祭りを行いお祝いします。「人形」はその重要な役目があります。その役目を
全うできるように、思いを込めて製作しています。

次世代へ伝えたいこと

古くから続く、良き日本の伝統を後世へ伝えてゆくこと。それが私たちの義務でもあると
考えています。明るい日本の未来のために、一助になれれば幸いです。

趣味

読書、映画鑑賞

好きな食べ物

スキヤキ

人形師

六代目
飯塚 宗孝

節句人形工芸師認定

父であり、師匠である飯塚孝祥より、厳しく初代の理想思念と、雛人形作りを伝授される。他門下にも八年間修行に赴き技術の研鑽を重ねた。
古来の技法を受け継ぎつつも、現代のニーズに合った華やかな造りを目指しています。
平成26年に一般社団法人 日本人形協会より節句人形師に認定される。
生年月日 1977年11月13日生
出身地 さいたま市岩槻区
経験年数 20年
この世界に入られたきっかけ

代々受け継ぐ人形作家に生まれ、人形の町岩槻にて人形制作に取り組む。

修行先、修行内容

茨城県水戸市 人形の幸月にて3年間、さいたま市岩槻区人形の宝玉で5年間
人形制作のいろはを修行する。

技術的に特に難しいところ、気を使うところ

華やかさと細かさの両立、仕上がり後の温かみ。

人形制作への思いとこだわり

古来からの技法を継承しつつ、現代のニーズに合った今までにない人形制作を
目指しています。

匠にとって「人形」とは

長く飾っていただいて、尚且つ飽きのこないシンプルさを大切にしています。

次世代へ伝えたいこと

現代風にアレンジした雛祭りを楽しんでいただきたいです。特に決まりはなく、堅苦しく考える
必要はありません。家族の思いが大切です。そのお手伝いをさせて頂ければ幸いに存じます。

趣味

読書、映画鑑賞、ラグビー

好きな食べ物

魚(とくにサンマ)

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